感想
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2004/03/03
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『ぐるりのこと。』監督の橋口亮輔さんの初期の作品。ハッシュ!が見たかったんだけど学校になくて。うちの学校出身らしいです。中退してるけど。うちの学校の人のなら全部そろえとけよ!
内容は、誰にでも優しくて、人を嫌うこともなければ愛することもない19才の少年が少しずつ変化するような話。少年は男を相手に売春をしている、でもゲイではないという設定です。誰も愛さないのだから、男だろうが女だろうが、セックスなんて変わらないよ、という感じ。主演は袴田さん!久しぶりに見ました。若すぎる!なんか切ない話だったなー。弱って、男の子や女の子に甘えるんだけど、見透かされていて、うまくいかなくて、悲しすぎる。でもそういうもんだよなー愛していないし、愛さないのに、利用するのはずるい。結構古い映画だけど、全然古く感じなかったです。片岡礼子、明るい役だと全然あかるいんですね!
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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『誰も知らない』監督の是枝さんの新作。主演が阿部寛と夏川結衣で、まんま結婚できない男!と思ったけど全然違ってやっぱ役者はすごいなーと思う。
結構複雑な気持ちになる映画でした。
実家に帰る話なんだけど、人間の黒い部分が結構出てきて、じわじわ浸食されてく感じ。誰も知らないでもそうだったんだけど、日常生活で自然と感じ取る人間の怖さとか、そういうものを表現するのがうまい。共感できるというか、まるで自分が目の前で感じてるような気分になる。嫌な気持ち。ただ、家族の良い部分というのも見えるし、全体的にそこまで暗い話じゃないです。それにしても子供のはしゃぐ姿がほんとにいい。たぶんここは特に台本なく長回しとかでやってんじゃないかなー。子供が花で遊んでるシーンがすごく綺麗だった。
よい映画でした。