タイミング

あの時期に出会ってなかったらきっと自分のことなんか好きになってもらえなかっただろうなあとぼんやり思った。世の中には可愛い女の子がたくさんいて、そういう中で自分のことを好きになってくれる人が現れるなんて考えられないことで、でも実際それを受け入れられないわけじゃなくすんなり、受け入れられている。信じられる。嘘ではないと信じられる。自信があるからというわけではない。この根底にあるのは何?きっと自分と出会う前に他の、例えば今仲の良い女の子なんかと出会っていればその子のことを好きになったんだろうなあなんて思う。タイミングの問題。別に自分だったからというわけではないんじゃないかな。たまたまそのタイミングで、話してて楽しい女の子だっただけじゃないのかな。きっとそう。なんだかずるいなあと思う。自分。ずるいよ。自分がずるい人間であることは受け入れたくないし受け入れられない。けど違うとはねのけることもできない。
今日は久しぶりの休日。休日でもないんだけど、自由な時間があと2時間ほどある。嬉しい。作品の練習作、習作を作らないといけないんだけど、気持ちがなんだかしんどいのでぼーっとすることにする。斜陽の続きでも読もうかな。