ウェディングベルを鳴らせ!と重力ピエロ見たよ

  • 『ウェディングベルを鳴らせ!』

シネリーブルで見ました。朝9時50分からの上映のみということで少ないかなあと思っていたお客さんもそこそこの入りで、真ん中の端のほうで見た。

いきなり、陽気そうな爺さん(ここでいきなり映画の感じを掴めてしまうような)から始まり、そのじいさんの仕掛けるいたずらで、ああ安心して笑える映画だなと思う。ピタゴラスイッチ的仕掛けや、落とし穴といったベタな笑いの連続なんだけど、やっぱり笑ってしまう。絶対こいつ落とし穴落ちるってわかってんだけど、それでも。まあ予想のつかない落ち方とかひっかかり方も交じってて飽きないんだろうけど、それにしても馬鹿馬鹿しい!噂の獣姦シーンはサラッとしたもんで見事に笑えた。

マフィア?と敵対してることもあって、アクションシーンというか、爆発や発砲するシーン、大きな音が鳴り響いてたんだけど、それも馬鹿馬鹿しくて笑えた。アクションが大きいほど馬鹿馬鹿しく皮肉っぽく音が響いて、笑うっていう流れ。最後の発砲する音の中での結婚式も笑えた。
最後に HAPPY ENDと自分で言ってしまう監督!素晴らしいと思う。てわけですげー面白かったです。見れば1日がHAPPYになるというのも頷けた。良い映画!

  • 『重力ピエロ』

我らの加瀬亮が主演なんだけど、それ差し引いてもとても面白い映画でした。ストーリーに引き込まれる。まあ原作読んでないからってのもあると思うけど。
冒頭の

「二階から春が落ちてきた」

これは良いシーンだった。はじめから心掴まれる。何故だかここで涙。なんでだ私!私桜とか海とか、なんかそういうのに弱い。特に春っていう季節に弱い。
ミステリーだから謎があってそれを紐解いていき、予想もしないラストが!って流れはまあそうなんだけど、その間の細やかな気持ちの描写がとてもよかった。父、兄、弟、それぞれがとてもたってた。みんながそれぞれ自分で決めた方法で家族を思ったり自分を思ったりする。渡部篤郎演じる強姦魔が「辛い思いをするのは自分じゃない、だから私は悪いことはしていない」と言うのだけど、これと父の「神様に、自分で決めろ、と言われた」という部分が何故かリンクした。ラストの、弟、春が起こす行動も春にとっては悪ではない。それぞれの価値観の悪や善がある。そこでモラルというものが出てくるんだろうけど、まあこの映画はモラルどうこういう話じゃない気がするのでおいとく。

家族は選べないけど、その後の人生は全て自分で選ぶことができるんだから、ちゃんと自分で選ばないといけないなあと思いました!はい!

まあこの映画の特筆すべき点といえば、やはり主演、春役の岡田将生の美しさでしょう!美しすぎる…!岡田くんはストレートの黒髪のほうが美しい顔がはえると思います。イケパラドラマで初めて彼を目にした時は「何これ忍成?」って何故か自分の中で忍成くんとかぶっていたんだけど、正当派美少年だった。春の役は、繊細さが出ていてとてもよかった。綺麗な目にスッキリ通ったそれほど主張しない鼻。口が小さくて唇が厚くて、笑う時に片方が高く上がるニヒルな笑い方。かっこ良すぎるだろ。しかしあの髪型、顔がよくないと成立しないんだろうなあって、映画見ながらそんなこと思ったよ。映画に集中しろよ私。そんぐらい美しかったんです岡田くんが。天然コケコッコーの時もよかったけど、今回の春がベストオブ岡田くん!


そして予告で見た『ディア・ドクター』がすごくよさそうでした。
http://deardoctor.jp/
『ゆれる』の西川和美監督です。
是枝監督の『空気人形』はなんだか見る気になんない。何故だ。『プール』もです。
よい一日だったー。ありがとう映画!